美容師の人手不足に悩んでいませんか?
求人を出しても応募が集まらず、採用が追いつかないと感じている美容室オーナーや店長の方も多いと思います。
さらに、せっかく採用できても人が辞めてしまい、現場が回らないケースも少なくありません。
実際、美容業界全体では人手不足が深刻化しており、採用が難しい状況が続いています。
そこでこの記事では、美容室が人手不足に陥る原因を整理し、改善につながる具体的な対策や実例を紹介します。
人手不足で悩んでいる美容室オーナーの方は、ぜひ参考にしてみてください。
美容師の人手不足は深刻
美容業界では、人手不足がかなり深刻になっています。
2025年版の厚生労働省のデータによると、美容師を含む「生活衛生サービス職業従事者」の有効求人倍率は 3.14倍。
これは、美容師1人に対して約3つの美容室が採用したいと考えている状態です。
ちなみに全体平均は約1.12倍なので、他の業界と比べても3倍近い水準になります。
さらに、美容師は離職率が高く「1年以内に約30%、3年以内では約50%が辞めてしまう」と言われています。
求人が難しいだけでなく、採用しても人が定着しにくい状況が続いています。
実際に、人手不足を理由に倒産する美容室も増えています。
帝国データバンクによると、2025年に「人手不足」を原因とした倒産件数は11件にのぼり、2013年以降で最多を記録しました。
このように美容師の人手不足は、業界全体の深刻な問題となっています。
人手不足の原因

美容室の人手不足には、いくつか共通した原因があります。
主なポイントは次の6つです。
- 離職率が高い
- 結婚・出産による休眠美容師の増加
- 労働時間が長い
- 給料が安い
- アシスタント期間が長い
- 体力的な負担が大きい
これらの原因が重なり、人手不足が慢性化していると考えられます。
ここからは、それぞれの原因を詳しく見ていきます。
①離職率が高い
まず大きな原因が、離職率の高さです。
美容師は1年で約30%、3年で約50%が辞めてしまうと言われています。
これは他の業種と比べても、かなり高い数字です。
どれだけ採用を頑張っても、同じペースで人が辞めてしまえば、人手不足は解消されません。
この「入ってもすぐ辞めてしまう」状況が、人手不足を引き起こす大きな要因になっています。
②結婚・出産による休眠美容師
次に多いのが、結婚や出産をきっかけに現場を離れるケースです。
特に女性美容師の場合、ライフイベントを機に仕事を辞め、そのまま復帰しない人も少なくありません。
美容師免許は持っているものの、実際には美容師として働いていない「休眠美容師」が増えることで、業界全体の人手不足が加速している背景があります。
③労働時間が長い
美容師は、労働時間が長くなりやすい仕事です。
朝の開店準備から営業、閉店後の片付けや練習まで含めると、1日の拘束時間がかなり長くなります。
シンプルに「仕事が大変」「生活との両立が難しい」と感じて辞めてしまう人も多く、これも離職につながっています。
④給料が安い
給料面も、人手不足の原因のひとつです。長時間働いているにもかかわらず、他の仕事と比べて給料が低いと感じる人も少なくありません。
労働時間に対して収入が見合わないと感じると、別の業界に転職する選択をする人が増えてしまいます。
⑤アシスタント期間が長い
美容師は、スタイリストになるまでにアシスタント期間があります。
この下積み期間が3年前後かかるケースも多く、その間に辞めてしまう人も多いのが現状です。
実際にカットなどのメイン業務を担当する前に辞めてしまうため、結果として現場の人手不足につながっています。
⑥体力的な負担が大きい
最後に、体力的な負担の大きさも見逃せません。 美容師は1日中立ちっぱなしで、接客をしながらシャンプーや施術を行います。
体を動かす仕事が多く、体力的にきついと感じて辞めてしまう人もいます。
こうした積み重ねが、人手不足をさらに深刻にしているといえるでしょう。
人手不足を解決する3つの方法

美容室の人手不足を解決するには、次の3つの方向性があります。
- 離職率を下げる
- 業務を効率化する
- 新規採用する
いきなり採用を強化するのではなく、順番に取り組むことが大切です。
ここからは、それぞれの考え方を詳しく紹介します。
①離職率を下げる
まず最優先で取り組みたいのが、離職率を下げることです。
人手不足というと「人を採用しなきゃ」と考えがちですが、今いる人がどんどん辞めている状態では意味がありません。
新しく人を雇っても、同じ理由で辞めてしまえば、また人手不足に戻ってしまいます。
そのため、まずは「なぜ人が辞めているのか」を整理することが重要です。
例えば、給料の問題なのか、労働時間なのか、人間関係なのか。美容室ごとにネックになっているポイントは違います。
原因を把握したうえで、できるところから改善していくことが、結果的に人手不足の解消につながります。
②DX・業務効率化
次に考えたいのが、DXや業務効率化です。
業務を効率化することで、労働時間を短くしたり、働きやすい環境を作ることができます。
例えば、電話予約が多い美容室の場合、施術中でも電話対応のために手を止めなければなりません。
誰かがすぐに出る必要があり、現場の負担も大きくなります。
そこで、LINE予約やネット予約を導入すれば、電話予約を減らすことができます。
営業中に手を止める必要がなくなり、営業時間外でも予約を受けられるようになります。
予約対応の手間が減るだけでなく、予約のしやすさが上がり、予約数の増加も期待できます。
このように、DXや業務効率化を進めて労働環境を整えることも、人手不足対策のひとつです。
③新規採用する
新規採用は、最後のステップとして考えるのがおすすめです。
離職率の改善や業務効率化がある程度進んでから採用に取り組むことで、定着しやすい環境を作れます。
また、採用方法も一つに絞る必要はありません。
正社員採用だけでなく、休眠美容師の活用や働き方の見直しなど、選択肢はいくつもあります。
これまで人手不足になった原因を踏まえたうえで、自分の美容室に合った採用方法を選ぶことが大切です。
休眠美容師の活用に成功した事例も
実際に、休眠美容師の活用に成功した美容室があります。
そのサロンでは、人手不足を解消するために働き方を見直しました。
- 日曜日を定休日に設定
- セルフレジを導入→ レジ締め/残業時間の短縮
- 朝礼・終礼・ミーティングを廃止→ 拘束時間を短くする
こうした取り組みによって、短時間で働ける環境が整い、プライベートの時間も確保しやすくなりました。
その結果、特に子育て中の休眠美容師からの応募が増え、採用と定着の両方に成功しています。
改善前は離職率や人手不足に悩んでいましたが、働き方を見直したことで雇用が安定したそうです。
このように「休眠美容師を活用する」と方向性を決め、環境改善を進めていくのも、人手不足対策として有効な選択肢といえるでしょう。

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