「美容室の口コミってどうやって書けばいいの？」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
口コミは、店内の雰囲気・スタッフの接客・施術内容や仕上がり・料金の4つから考えると書きやすいです。
口コミはこれから利用する人にとって大切な情報源であり、美容室にとっても集客や信頼度アップにつながる重要な要素です。
良い口コミが増えれば新規のお客様が来やすくなり、悪い口コミも改善点として活かせます。
この記事では、口コミの書き方や注意点、さらに美容室側の返信のポイントまで解説します。
美容室の利用者だけでなく、スタッフにも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。
口コミは「判断材料・お店の信頼度」になる
口コミは、美容室を選ぶお客様にとっても、お店にとっても大切な指針です。
利用者にとっては、実際に行った人の体験談から雰囲気や接客の様子、仕上がりなどホームページやSNSでは伝わりにくい情報を得られる貴重な判断材料になります。
一方で美容室にとっても、良い口コミが多ければ新しいお客様を呼び込み、信頼度を高める効果があります。
ある調査では「Googleマップで4.0点以上あれば行ってみたい」と答えた人が半数を超えており、評価の高さが集客に直結することがわかります。
つまり、口コミが増えることは、お客様にとってもお店にとっても大きなメリットになるのです。
口コミの書き方
どうやって口コミを書けばいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
美容室の口コミには主に
- 店内の雰囲気
- スタッフの接客
- 施術内容や仕上がり
- 料金
この4つを押さえると、自然と良い口コミになります。特に雰囲気や接客の様子は、実際に体験した人にしかわからない大切な情報です。
例えば「落ち着いた雰囲気でリラックスできた」「丁寧にカウンセリングしてもらえた」など、具体的に伝えるとこれから利用する人に役立ちます。
ホットペッパービューティーでも雰囲気や接客などを星5段階で評価できるようになっており、こうした基準を参考にすれば迷わず書きやすい口コミになります。
例文を3つ紹介！
「お店の雰囲気はとても良く、スタッフの方の接客も丁寧で気持ちよく過ごせました。
今回はカットとトリートメントをお願いしましたが、仕上がりにも満足しています。料金は約7,000円で、コストパフォーマンスも良いと感じました。」
「店内は落ち着いた雰囲気で、スタッフの方も丁寧に対応してくださり、静かにゆったりと過ごせました。
施術も丁寧で仕上がりに満足しており、次回もぜひお願いしたいと思います。」
「カウンセリングが非常に丁寧で、普段悩んでいる髪のことをしっかり聞いてくれました。
イメージや希望をざっくり伝えただけでも理想の形に仕上げてくれて、とても満足しています。」
ネガティブなことを書くときの注意点
口コミは感想を自由に書ける場ですが、ネガティブな内容を書くときには注意が必要です。
どうしても気になる点があった場合、感情的に書いてしまうと悪口に見えてしまい、建設的な意見として伝わりません。
大切なのは「改善してほしい」という意図を込めることです。
例えば「混雑していて待ち時間が長かったので、もう少しスムーズな案内があると嬉しいです」といった表現なら、お店側も前向きに受け止められます。
批判ではなく改善点を伝えることで、お店にとっても利用者にとっても役立つ口コミになります。
「丁寧にカットしていただきましたが、途中で細かく仕上がりの確認をしていただけると、より安心して施術を受けられると感じました。次回はその点も含めてお願いできればと思います。」
口コミを書いてもらうには？
美容室に来てくれたお客様全員が自然に口コミを書いてくれるわけではありません。
そのため、お店側で「書きやすい工夫」を用意することが大切です。
- 口コミ特典をつける
- QRコードを設置する
口コミ特典をつける
口コミ投稿をしてくれた方に、次回使える割引クーポンやトリートメントサービスなどの特典を用意すると、お客様もメリットを感じやすくなります。
投稿へのハードルが下がり、自然と口コミ数を増やすことにつながります。
QRコードを設置する
口コミは「簡単に書ける」ことがポイントです。
口コミページに直接アクセスできるQRコードを、レジや鏡の前に設置すると、お客様が手間なく投稿できます。
来店直後の感想をスムーズに残せる仕組みを作ることで、口コミ数の増加が期待できます。
どこで口コミを書いてもらうか？
口コミを書ける場所は複数あります。
ここでは美容室の口コミでよく利用されるサイトについて紹介します。
- ホットペッパー
- Googleマップ
- SNS（Instagram）
ホットペッパー
ホットペッパーの口コミは、ネット予約をした人しか書き込みできません。
さらに運営による審査が入るため信頼度が高いのが特徴です。
利用者数も多く、ここで高評価の口コミが集まれば集客や信頼度アップに直結します。
特にホットペッパー経由での予約が多いサロンは、この媒体に注力し、口コミ投稿にクーポンを組み合わせるのも効果的です。
Googleマップ
Googleマップは地域名と「美容室」で探す人に届きやすく、新規顧客の獲得に向いています。
ある調査では、20代で最も口コミ投稿が多いのがGoogleというデータもあり、若い世代の新規集客を狙うサロンにオススメです。
評価が4.0点以上あると来店意欲が高まる傾向があるため、ここでの高評価を意識的に集めることが重要です。
SNS（Instagram）
口コミというより「体験のシェア」に近いのがSNSです。
ビフォーアフターや仕上がり写真を投稿してもらえれば、拡散力によって認知度アップが期待できます。
広く見てもらえる場なので、美容室の知名度を高めたい場合に効果的です。
口コミに返信するメリット
口コミを投稿してもらった後は、できるだけ返信をするのがオススメです。手間はかかりますが、返信には大きなメリットがあります。
イメージアップで再来店に繋げる
口コミを書いてくれるお客様は、すでに好印象を持っているケースが多いです。
そこに「ご来店ありがとうございました」「またぜひお越しください」と返信すれば、さらにイメージアップにつながります。
結果として「また行こう」と思ってもらえる可能性が高まり、リピートや常連化による安定した集客にも役立ちます。
Googleマップの検索で上位表示させる
Googleマップでは口コミへの返信も評価対象のひとつとされており、積極的に返信しているお店は検索結果でも優遇されやすい傾向があります。
Googleマップを通じて新規集客を強化したい場合には、口コミ返信は欠かせない取り組みです。
返信の例文
「初めて伺いましたが、スタッフの方がとても丁寧に接客してくださり、仕上がりにも大満足です。また利用したいです！」
「先日はご来店いただき、誠にありがとうございました。口コミのご投稿にも心より感謝申し上げます。施術を喜んでいただけたことを大変嬉しく思っております。次回のご来店も心よりお待ちしております。」
もし悪い口コミが書かれていたら？
口コミは良い内容ばかりではなく、ネガティブなものが投稿されることもあります。
そのときに重要なのは、誠実な姿勢で対応することです。
謝罪をして誠実に対応する
仕上がりや接客に満足いただけなかった場合、まずは「ご期待に沿えず申し訳ありませんでした」と誠意を込めて謝罪しましょう。
もしサロン側に落ち度がなかったとしても、お客様が不快な思いをしている以上、その気持ちに寄り添うことが大切です。
口コミで戦わない
口コミへの返信は、その投稿者だけでなく他のお客様も目にします。
反論や言い訳をすると「お店とお客様が揉めている」という印象を与えてしまい逆効果です。
改善点は心の中で受け止め、返信は誠実さを重視して簡潔にまとめるのがベストです。
悪い口コミへの返信
「カットは丁寧にしていただきましたが、思っていたよりも短く仕上がってしまい、少し残念でした。カウンセリングのときに、もう少し細かく希望を伝えればよかったのかなと思います。」
「このたびはご来店いただいたにもかかわらず、ご満足いただける施術を提供できず大変申し訳ございませんでした。貴重なご意見を真摯に受け止め、今後のサービス改善に活かしてまいります。機会がございましたら、ぜひ改めてご利用いただければ幸いです。」
まとめ
今回は、美容室の口コミの書き方や活用方法について紹介しました。
口コミはこれから来店するお客様にとって貴重な判断材料となるだけでなく、美容室にとっても信頼度や集客力アップにつながる重要な要素です。
投稿する際は、店内の雰囲気や接客、施術の内容を具体的に書くのがポイント。
また、美容室側も返信を行うことで印象がよくなり、リピートや検索順位の向上にも効果があります。Googleマップやホットペッパー、SNSなど媒体ごとの特徴を活かして、口コミをうまく集めていきましょう。
悪い口コミへの対応も誠実に行うことで、信頼を積み重ねることができます。
