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美容室の経費は30~40%!削減するテクニックを紹介

「美容室の経費で悩んでいる」

「経費削減して利益を増やす方法を知りたい」と悩んでいませんか?

一般的に美容室の経費は売上の30〜40%程度です。もし平均よりも経費がかかっているなら、削減できるチャンスです!

美容室は材料費・水道光熱費など、多くの経費がかかりますが、実は簡単に経費削減ができます。

この記事では、経費の項目別にコストを抑える方法を紹介します。

美容室の経費について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

経費は売上の30〜40%が目安

美容室の経費は規模やスタッフの数によって異なりますが、一般的には経費率30〜40%と言われています。

例えば100万円の売上があった場合は、下記のようになります。

  • 売上:100万円
  • 経費:30〜40万円
  • 利益:60~70万円

大規模な美容室でスタッフの数が多いと、その分経費もかかるため、経費率が60%程度になることもあります。

まずは美容室の経費を把握して、経費率がどれぐらいなのかをチェックしてみましょう。

経費の内訳について

美容室の経費や割合は下記のようになっています。

  • 人件費:30~50%
  • 家賃:10~20%
  • 材料費:5~10%
  • 光熱費:3~5%
  • 広告宣伝費:1~5%
  • 保険料や税金:1~5%
  • その他の経費:5~10%

経費の中でも割合が多いのが、人件費と家賃です。

「人件費を削れば利益が増える」と思うかもしれません。ただし人件費を削るとスタッフのモチベーション低下やお店の雰囲気が悪くなる可能性もあるので、オススメではありません。

経費削減の方法

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ここからは経費の項目別に削減する方法を紹介します。

簡単にできるものも多いので、ぜひ参考にしてみてください!

 材料費:発注・棚卸しを見直す

美容室の運営では、シャンプー・カラー剤といった材料費もかかります。

材料費は売上の10%以内に抑えるのが理想です。

材料費の削減は大きく2種類あります。

  1. 仕入れを安くする
  2. 無駄な材料をなくす

1つ目は材料費の仕入れを安くする方法です。例えば、まとめ買いで安く仕入れたり、仕入れ方法の変更も検討してみましょう。

代理店などディーラーから仕入れたり、仕入れサイトを利用して自分で仕入れる方法もあります。

2つ目は、無駄な材料を削ることです。余分に準備しているカラー剤など、削減できそうなポイントをチェックしていきましょう。

売上やスタッフの数から「具体的に何円まで材料費を使ってもいい」という上限を決める方法もあります。

 電気・ガス:業者を見直す

電気ガス代は毎月かかる固定費です。固定費は一度削減すれば、節約効果がずっと続くため、優先して取り組みましょう。

プランの見直しや、より安価な業者への乗り換えを検討してみましょう。

電気とガスをセットプランにすることで、費用が安くなるケースもあります。

最近は美容室向けの特別プランを提供している業者もあるため、ぜひチェックしてください。プランを切り替えることで、電気代が安くなるかもしれません。

 水道代:節水する

「シャワーをたくさん使うから、水道代が気になる…」という方には、節水シャワーヘッドがオススメです。

少量の水でもしっかり洗い流せる構造で、使用量を大幅にカットできます。毎日の使用量が多い美容室だからこそ、導入の効果は抜群です。

 広告宣伝費:効果の薄い宣伝費を削る

「なんとなく続けている広告がある」という場合は、一度見直してみませんか?

実際にどの広告が集客に繋がっているのか、データや数字をみて判断しましょう。

例えば、集客に繋がらないフリーペーパーやチラシなどがあれば、思い切ってカットしてみましょう。

広告宣伝費をかけなくても、無料で利用できるSNSでも集客効果があります。

実際に効果の出ていない宣伝は、一度中止するのがオススメです。

 保険料:損害賠償保険の見直し

「保険料って意外とかかるけど、必要だから仕方ない…」とそのままにしていませんか?

美容室では損害賠償保険や火災保険、傷害保険などに加入しているケースが多いですが、不要なプランを選んでいるかもしれません。一度、プランを見直してみましょう。

例えば「最低限これだけは欲しい」という内容に絞ることで、無駄な出費を減らせます。

また、美容室専用の保険商品もあるので、現在の保険内容と比較してみましょう!

保険は万が一のために大事ですが「本当に必要なのか?」と見直すことが、経費削減に繋がりますよ。

 紙/印刷代:電子化する

「紙のカルテや雑誌に意外とお金がかかっている…」

そんな場合は、電子化を検討しましょう。

紙のカルテをデジタル化し、ポイントカードや雑誌もアプリや電子マガジンに切り替えれば、紙代と印刷代の節約が可能です。

しかも紙のように保管・管理の必要もないため、業務の手間も削減できます。

 通信費:Wi-Fiの乗り換え

美容室でWi-Fiを導入している場合は、もっと安くならないかチェックしてみましょう。

他のプランに乗り換えれば、費用がグッと抑えられるケースもあります。

「Wi-Fiの乗り換えは面倒・・・」と思うかもしれませんが、意外と手続きは簡単ですよ!

さらに乗り換えキャンペーンで特典がもらえる場合もあります。まずは今のWi-Fi料金を確認して、もっと安いWi-Fiがないか確認してみましょう。

 賃料:テナント料の減額交渉をする

経費の中でも大きい割合を占めるのが「賃料」ではないでしょうか?

「テナント料・賃料が高いけど、どうしようもない」と思っている人もいるでしょう。

実はテナント料の減額交渉ができます。一般的には5%程度であれば、減額交渉が可能です。

テナントのオーナー・大家さんに対して「こういう理由でテナント料を下げて欲しい」と提案して、合意されれば減額可能です。

交渉時には「長期契約で契約当初と状況が変わっている」「近隣のテナントと比べて家賃が割高」といった具体的な理由をあげて交渉していきましょう。

経費削減で注意すること

経費削減は大切ですが、注意点を押さえないと逆効果になるかもしれません。

ここからは経費削減するときの注意ポイントを紹介します。

 人件費削らない

経費の中でも一番割合が多いのが、人件費です。

「もし人件費を減らせたら、利益がたくさん出る」と思うかもしれません、その考え方は危険です。

人件費を減らすことで、スタッフのモチベーションが下がりお店の雰囲気が悪くなるかもしれません。また人件費をあまりに下げすぎると、スタッフが辞めるリスクもあります。

なるべく人件費は削らずに、他のポイントでコストカットできないかを考えてみましょう。

 固定費は削減効果がずっと続く

経費削減をするときには、変動費よりも固定費を優先しましょう。

固定費とは毎月決まってかかる費用のことで、具体的には家賃・水道光熱費・通信費などです。

変動費は材料費など、月によって金額が変動する費用です。

固定費は毎月一定の金額がかかるので、一度削減すると節約効果がずっと続きます。

変動費のように「削減しないと・・・」と意識する必要もないため、精神的にも楽です。

 売上アップも同時に意識する

「削るだけでは限界がある」と感じる方も多いはず。

経費を減らしつつ、売上アップにも取り組むことで、より大きな利益が得られます。

集客や客単価アップの施策と並行して、バランスよく改善していきましょう!

まとめ

美容室の経費について紹介しました。経費は売上の30〜40%が目安ですが、もしそれ以上なら削減のチャンスです。

経費の内訳と削減方法はこちら↓

  • 材料費:仕入れの見直しや無駄の削減。まとめ買いや棚卸しでコストダウンを。
  • 光熱費:プラン変更や安価な業者に乗り換え。セットプランでさらにお得に。
  • 広告宣伝費:効果の薄い広告はカット。SNSなど無料ツールで集客を強化。
  • 紙代:カルテや雑誌を電子化し、印刷・保管コストを削減。
  • 賃料:テナント料の減額交渉にチャレンジ。具体的な理由を示して提案を。

注意点もチェックが必要です。

  • 人件費の削減はNG。スタッフのモチベーションを守ることが大切。
  • 固定費の削減は長期的な節約効果が期待できるので優先的に取り組む。

削減だけでなく、売上アップにも目を向けて利益を最大化しましょう!

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