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美容室の平均売上・利益はどれぐらい?売上UPの方法も紹介!

「美容室の売上は平均でどのぐらいなの?」

「売上が伸び悩んでいて、どうにか改善したい」

と思っている方もいるかもしれません。

美容室の売上平均は、規模や美容師の人数によって異なります。

例えばひとり美容室の場合は、月間の売上平均が72万円程度です。

この記事は売上の平均・売上を改善する方法を分かりやすく紹介します。

「美容室の売上について知りたい」「売上を改善したい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

美容室の売上は規模・人数によって変動

美容室の売上は、規模や美容師の人数によって変わります。

ひとり美容室は月間72万円程度

例えば、ひとりで経営している美容室の場合は、月間売上が72万円程度です。

  • 客単価:6,000円
  • 来店数:平日5人・休日5人程度
  • 定休日:毎週月曜もしくは火曜
  • 営業日:月26日間

厚生労働省:平成27年度生活衛生関係営業 経営実態調査報告 美容業 を元に算出

美容師が1日に対応できる接客数は5人までといわれています。

そのため上記の場合は、毎日5人来店→月間130人来店・客単価が6,000円だとすると、130人×6,000円=72万の売上計算になります。

ただし規模や回転率によって接客できる人数も変わるため、あくまで目安になります。

スタッフが増えると売上も増える

「スタッフを雇った場合は、どこまで売上が増えるの?」と思うかもしれません。

美容師ひとりにつき5人接客できる場合は、下記のように増えます。

  • 1人:72万円
  • 2人:144万
  • 3人:216万円

ただしスタッフの数が増えると、支払う人件費が増えます。

営業利益率は7〜10%程度

「売上は分かったけど、どれぐらい利益が出るのか知りたい」という方もいるでしょう。

美容室の営業利益率は7〜10%だと言われています。

営業利益率とは、売上に対してどれだけの利益が出ているかを表す数値です。

  • 売上:2,000万円
  • 営業利益率:10%
  • 利益:200万円

ひとり美容室なら55%が利益

実は美容室の経費で多くを占めているのが、人件費です。

そのためスタッフがいない「ひとり美容室」の場合だと、営業利益率は55%になります。

  • 売上:2,000万円
  • 営業利益率:55%
  • 利益:1,100万円

売上・利益を増やすためのポイントは3つ

「美容室を経営していて、売上を伸ばしたい」

「もっと利益を増やしたい」

と悩んでいる方も多いでしょう。

ここからは美容室の売上・利益を増やすポイントは3つです。

  1. 集客数を増やす
  2. 単価を上げる
  3. 経費を下げる

それぞれ詳しく紹介していきます。

①集客数を増やす

お客様の数が増えれば、それだけ売上も上がります。

「新規を増やすべきか、リピートを狙うべきか…」と悩むかもしれません。

まずはリピート率を改善し、その後に新規集客に力を入れるのがオススメです!

リピート率の改善

新規のお客様を増やすのも大切ですが、先にお客さんのリピート率を上げていく方が効果が出やすいです。

美容室のリピート率は、下記のようになっています。

  • 新規客:30%
  • 既存客:70%

もしこのリピート率を下回っている場合は、改善が必要です。

  • リピーター用のクーポンを作成
  • ネットやLINE予約の対応
  • 来店後のコミュニケーションを重視

クーポンで次回来店を促したり、そもそも予約システムを変えて予約をしやすくすることも重要です。

施術が終わったら、次回の来店に繋がるような提案をしたり、アフターケアを丁寧にすることでリピートに繋がります。

リピート率について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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新規客の獲得

「新規のお客様がなかなか増えない…」という場合は、集客方法を少し変えてみるといいかもしれません。

  • 美容ポータルサイトに登録:多くの新規顧客にリーチ
  • 自社ブログやSNSで発信:店舗の魅力をアピール
  • ネット広告を出す:特に地域を絞った広告が効果的
  • 割引クーポンの配布:来店のきっかけ作り
  • 看板やフリーペーパーの活用:地域密着型の集客が可能

美容室の集客方法はたくさんありますが、やみくもに試すのは危険です。

なぜなら時間・手間がかかるからです。まず美容室の強みやターゲットを明確にしたうえで、適切な集約方法を試すのがオススメです。

集客について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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②客単価を上げる

「もっと客単価が上がったら、売上も増えるのに・・・」と悩むこと、ありますよね。

ただし、むやみに値上げをするのはNG。お客様の満足度を高めながら、自然に単価を上げる方法を探してみましょう。

むやみな値上げは厳禁

むやみに値上げするのではなく、価格に見合ったサービスや技術を提供することが大切です。

なぜならお客様は値段とサービス・技術のバランスを見て判断するからです。

例えばカットやカラーの質を向上させたり、施術時間を丁寧に説明するだけでもお客様の満足度はアップします。

「ここならこの価格でも納得」と思ってもらえる工夫が、単価アップの成功のカギです。

「自分で付加価値をつけれるポイントはないか?」と考えてみましょう!

キャッシュレス決済の導入

「お客様から”クレジットカード使えませんか?”と聞かれるけど、まだキャッシュレスを導入していない」ということはありませんか?

実はキャッシュレス決済を導入することで、単価UPが期待できます。

なぜなら、クレジットカードなどのキャッシュレス決済は現金が手元になくても支払いができます。

そのため現金払いのときに比べて、高いメニューでも支払いがしやすくなります。

ホットペッパーの調査では、美容室でキャッシュレス決済を導入すれば「40%のお客様が物販の購入・メニューの追加がしやすくなる」と回答しています。

単価UPだけではなく、レジ対応が楽になったり、レジ締め作業の時間短縮にも繋がります。

キャッシュレス決済を導入してない場合は、ぜひ検討してみてください!

物販に力を入れる

「商品を勧めるのが苦手で…」と感じる方も多いですが、

物販はお客様のアフターケアをサポートできるいいチャンスです。

例えばシャンプーやトリートメントを提案すると「自宅でもケアできるから安心」と喜ばれることが多いです。

無理に売るのではなく、お客様の髪質や悩みに寄り添った提案をすることで、信頼感もアップします!

③経費を下げる

売上を上げるだけでなく、経費を見直して利益を増やすのも大切です。

「毎月かかる費用を、ちょっと見直してみようかな」と思ったら、以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 材料費を抑える
  • 電気・ガスの業者を見直す
  • 紙をやめて電子化
  • 受付・レジのDX化

材料費を抑える

「材料費って毎月こんなにかかってるんだ…」と驚くことありませんか?

美容室の材料費は、売上の10%以内に抑えるのが理想とされています。

たとえば、もっと安い製品に切り替えたり、まとめ買いで割引を活用するだけでも、かなりのコストダウンが期待できます。

電気・ガスの業者を見直す

「毎月の電気代が高いけど、どうすれば…」と思ったら、業者やプランの見直しがオススメです。

電気・ガス代は一度プランを変更すれば、長期的に節約効果が続きます。

例えば、美容室向けの専用プランを提供している電力会社もあります。通常のプランよりも料金が安くなる可能性が高いため、一度見直しを検討してみましょう。

紙をやめて電子化

「カルテやポイントカードの管理が面倒…」と感じていませんか?

紙を電子化するだけで、紙代・印刷代を削減できます。さらに紙と違って保管のスペースも必要なく、端末からすぐに確認できます。

またLINEやアプリを活用してカルテやポイントカードを電子化したり、雑誌をマガジンアプリに切り替えるのがオススメです!

電子カルテについての詳細を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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受付・レジのDX化

「電話対応に時間を取られて忙しい」という経験はありませんか?

そこでネット予約を導入すれば、電話対応の回数が減り、スタッフの負担が軽くなります。

電話対応が減った時間で、売上アップやお客さんの満足度向上に繋がるような動きもできます。

合わせてキャッシュレス決済やセルフレジの導入で、会計作業もスムーズに。もしかしたら人件費を効率的に削減できる可能性があります。

まとめ

今回は美容室の売上平均・売上アップの方法について紹介しました。

美容室の売上はお店の規模やスタッフ数で変わりますが、ひとりで経営する美容室なら、月の売上は約72万円程度です。

スタッフの数が増えると、接客できる人数も増えていくため、1ヶ月で売上が70万程度増えます。ただしその分人件費もかかります。

売上アップのポイントは大きく3つです。

  1. 集客を増やす
  2. 単価を上げる
  3. 経費を減らす

「自分の美容室はどこから改善できるのか?」をチェックして、適切な方法を選んでみましょう!

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