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美容室の生産性は「平均40〜50万円」改善・効率アップの方法も紹介

「予約枠は埋まっているのに売上が低い」「もっと効率よく施術をこなしたい」と悩んでいませんか?

そこで大切なのが、生産性です。

美容室の生産性とは、月の売上をスタッフの人数で割ったものです。例えば月200万円の売上があり、スタッフが4人なら、生産性は50万円です。

美容室の生産性がアップすれば、スタッフの数が同じでも売上アップにつながります。

この記事では、施術の回転率を上げる工夫や、予約・会計の自動化など、すぐに取り入れられる生産性向上のポイントを紹介します。

美容室の生産性・売上アップをしたい人、日々の業務をもっと効率化したい人にオススメです。

目次

美容室の生産性は平均45〜50万円前後

美容室の生産性は、月の売上をスタッフの人数で割ったものです。

例えば月200万円の売上があり、スタッフが4人なら、生産性は50万円です。

  • 月間:200万円売上
  • スタッフ:4人
  • 生産性:50万円(スタッフひとりあたりの売上)

一般的に、美容室のスタッフ1人あたりの売上は45〜50万円前後が平均とされています。

もし45〜50万円を下回っている場合は、集客や単価設定、業務の効率化などを見直す必要があるかもしれません。

人時生産性は「利益÷(スタッフ数×時間)」

「スタッフは頑張っているのに、なぜか利益が少ない…」と感じたことはありませんか?そんなときにチェックしたいのが人時生産性です。

人時生産性とは、スタッフが1時間にいくら利益を出しているかを意味します。

月の利益をスタッフの労働時間で割って算出します。

例えば月の利益が100万円で、スタッフの人数が4人の場合は

  • 月の利益:100万円
  • スタッフ数:4人
  • 勤務体制:週5日×8時間(月間160時間)
  • 総労働時間:640時間
  • 人時生産性:1,563円

この場合は、スタッフひとりが1時間働くことで利益が1,563円出ています。

ちなみに美容業界では、1時間あたり2,000円台が一般的とされています。

自分の美容室で人時生産性を出して、2,000円を下回っているなら、改善が必要かもしれません。

生産性を上げる方法は2種類

生産性を上げる方法は大きく2種類です。

①売上・利益を増やす

「営業時間やスタッフの数を増やさずに、もっと利益を出したい…」

そんなときは、単価アップや追加サービスの提案が有効です。

例えばカットのみだったお客様に、トリートメントのセットメニューを導入することで、1人あたりの売上を上げられます。

  • 従来のメニュー:カットのみ → 単価4,000円
  • 改善後のメニュー:カット+トリートメント → 単価6,000円

1日10人施術すると…

  • 従来の売上:4万円(4,000円×10人)
  • 改善後の売上:6万円(6,000円×10人)

このように 売上1.5倍、生産性アップ!

このように、営業時間やスタッフ数を変えずに売上を増やすことで、無理なく生産性を向上させることができます。

②業務にかかる時間を減らす

売上や利益を大きく伸ばすのは簡単ではありません。

1日に接客できるお客様の数には限りがありますし、施術を急ぐと満足度が下がるリスクもあります。

そこで業務にかかる時間やコストを減らし、効率化することが重要になります。

具体的な業務効率化の方法はこちらです。

  • 予約システムを導入 → 電話対応の時間をカット
  • キャッシュレス決済の導入 → 会計処理をスムーズに
  • 電子カルテの活用 → 紙の管理をなくし、カウンセリング時間を短縮
  • 施術工程の見直し → ムダな時間を減らし、1日の対応人数を増やす

例えば、電話予約をネット予約に切り替えるだけでも、1日30分〜1時間の業務時間削減につながります。

削減した時間を接客や追加サービスの提案に充てれば、さらに生産性を高めることができます!

売上・利益を増やすためには?

美容室の売上や利益を伸ばす方法は、大きく分けて「集客数を増やす」か「単価を上げる」の2つです。

それぞれのポイントを見ていきましょう。

①集客数を増やす

「予約数には余裕があるから、もっとお客様を増やしたい…」と考えているなら、集客を強化するのがオススメです。

具体的には、集客には下記のような方法があります。

  • 美容ポータルサイトの登録
  • 自社で発信する(ブログ/SNS)
  • ネット広告を出す
  • クーポンの発行・割引
  • チラシ/フリーペーパー
  • お客さんの紹介・口コミ
  • 看板 など

すでに取り組んでいる方法もあるかもしれませんが、一度チェックしてみましょう。

また集客は「とにかくチャレンジすればいい!」というものではなく、美容室の強み・ターゲットに合ったものが有効です。

そのため、まずは自分の美容室にどんな強みがあって、どんなお客さんに情報を届けたいかを明確にしてみましょう。

集客方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を参照ください。

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②単価を上げる

「これ以上お客様の数を増やすのは難しいけど、売上を伸ばしたい…」

そんなときは、客単価を上げることを考えてみましょう。ただし、単純な値上げは危険です。

重要なのは、お客様が納得できる価値を提供することです。

例えば、カット単品ではなく、カット+トリートメントのセットメニューを提案することで、単価を自然に上げることができます。

物販強化も有効で、「自宅ケアに最適ですよ」とヘアケア商品をおすすめするだけで、プラスの売上が期待できます。

「単価を上げる」といっても、無理に高額メニューを押し付けるのではなく、お客様にとって価値のあるサービスを提案しましょう。満足度を高めつつ、自然に売上アップを狙うことが大切です。

業務効率化の4つのテクニック

売上を伸ばすだけでなく、業務のムダを減らして効率を上げることも大切です。

予約の取り方や会計業務を見直すだけでも、1日の流れがスムーズになり、生産性が向上します。

①予約システムの導入

「電話予約の対応で、業務がいちいち止まる…」そんな状況なら、ネット予約に対応できるシステムの導入を検討してみましょう。

美容室向けの予約システムでオススメなのが「Salon de Net(サロンドネット)」です。

Salon de Net(サロンドネット)を導入すれば、ネット・LINE予約に対応できます。

電話対応の手間が大幅に削減され、スタッフは施術に集中できます。

実際にSalon de Net(サロンドネット)を導入された美容室では「ネット・LINE予約が増えて電話対応の時間が減り、空いた時間を効率的に使えるようになった」との声をいただいています。

さらに多岐に渡る予約を一元管理できるため、ダブルブッキングや予約ミスの防止にもつながります。特に電話予約が多くて業務に負担を感じているなら、導入を検討してみましょう。

②予約枠の調整

「予約の空き時間がバラバラで、なかなか効率よく埋まらない…」と悩んでいませんか?

予約枠を調整・最適化することで、同じ営業時間でもより多くのお客様に施術できるようになります。

そこで大切なのが、予約枠の把握と稼働率のチェックです。

特に複数の店舗を運営している場合は、一括で予約管理できるシステムを導入して、予約枠の把握・有効活用をしてみましょう。

Salon de Net(サロンドネット)を導入された美容室では、複数の店舗の予約を専任のオペレーターに任せることで、予約の把握・稼働率を意識したコントロールができた事例があります。

このように予約枠をしっかり把握して、稼働率を上げることで、生産性アップにつながります。

③セルフレジの活用

「レジ対応でバタバタする」「締め作業に時間がかかる」…そんな悩みを解決するのがセルフレジです。

セルフレジを導入すると、会計処理がスムーズになり、スタッフの手間を減らせるのがメリット。さらに、レジミスの防止や締め作業の短縮にもつながるため、業務効率が大きく向上します。

オススメのセルフレジは、美容室で多く利用されている「Smooth Self & Ticket」です。

実際に導入した美容室からは、下記のような声をいただいています。

  • POSと決済端末の差異、現金の間違いが発生しなくなった
  • レジ締めにかかる時間が20〜30分減った
  • レセプションに任せていた会計業務をスタッフができるようになった
  • レセプションが別の業務をできるようになった

このように美容室にセルフレジを導入すると、業務効率化・生産性アップにつながります。

セルフレジは最初に導入費用はかかりますが、補助金を活用すれば実質的な負担を抑えて導入できる場合もあります。

セルフレジについて詳しく知りたい人は、下記の記事をご覧ください。

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④電子カルテでDX化する 

「紙のカルテ管理が面倒…」と感じたことはありませんか?紙カルテは保管スペースを取るうえに、検索や共有にも手間がかかります。そこでオススメなのが、電子カルテの導入です。

電子カルテを使えば、紙の印刷代や保管コストが不要になり、スタッフ間の共有もスムーズに

また、過去の施術履歴をすぐに確認できるため、お客様ごとに最適な提案をしやすくなるというメリットもあります。

実際に電子カルテ「V-Karte」を利用されている美容室では

  • スマホで簡単にカルテを確認できるようになった
  • 写真メモ機能を活用し、パーマのロッド配置などを画像で記録
  • 施術以外の細かい情報(会話内容、家族構成、差し入れ内容など)も記録
  • お客様満足度とリピートに強く影響している

という声をいただいています。

このように電子カルテを利用することで、業務効率化・お客様の満足度UPが期待できます。

まとめ

美容室の経営をするうえでは、生産性が重要です。

美容室の生産性とは、月の売上 ÷ スタッフ数で計算され、一般的に45〜50万円が平均とされています。もしこれを下回っているなら、改善していきましょう。

生産性を上げる方法は「売上・利益を増やす」と「業務効率化をする」の2種類です。

売上・利益を増やすための方法は下記の2種類です。

  1. 集客数を増やす
  2. 単価を上げる

業務を効率化する方法は、下記の4つです。

  1. 予約システムの導入
  2. 予約枠の調整
  3. セルフレジの活用
  4. 電子カルテでDX化する

自分の美容室を振り返って、できそうな生産性UPからチャレンジしてみましょう!

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