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美容室の利益率は平均7〜10%!利益率を高める方法も紹介

「美容室の利益率ってどれくらい?」「経費がかかりすぎて、なかなか利益が残らない…」と悩んでいませんか?

美容室の経営では、売上も大事ですが、どれだけ利益を確保できるかが重要です。

この記事では、美容室の一般的な利益率や経費の目安、さらに利益を増やすための具体的な方法を紹介します。

無理なく利益を伸ばし、安定した経営を目指したい方は、ぜひチェックしてみてください!

目次

そもそも利益率とは?

美容室の「利益率」にはいくつか種類がありますが、どれだけ利益が出ているかを知るなら営業利益率が目安になります。

利益率の種類計算方法意味
粗利益率(売上-材料費)÷ 売上材料費を差し引いた利益率(経費は含まない
営業利益率(売上-材料費・経費)÷ 売上美容室の本業の利益がどれくらいあるか(経費を含む

美容室の利益率をチェックするなら、営業利益率を意識するのがポイントです。

美容室の営業利益率は平均7〜10%

一般的に、美容室の営業利益率は7〜10%が目安とされています。

例えば、月100万円の売上があれば、7万〜10万円が利益として残るイメージです。

ひとりの場合は55%

ひとりで美容室を経営している場合は、利益率が約55%と高くなるのが特徴です。

理由は、人件費がかからないからです。

例えば月100万円の売上があれば、利益は55万円程度です。

利益率を高める方法は3つ

「美容室の利益率を上げたい」という人に向けて、利益率を高める方法を3つ紹介します。

  1. 経費を削減する
  2. 客単価を上げる
  3. リピーターを増やす

美容室の収支を確認しながら、取り組める箇所から改善してみましょう!

①経費を削減する

利益率を上げるためには、無駄な支出を減らすのが効果的です。

経費削減は取り組めば確実に効果が出るため、優先的に改善していきましょう。

ここからは、美容室の経費で削減しやすいもの・削減する方法を紹介します。

  1. 材料費
  2. 光熱費
  3. 広告宣伝費
  4. 紙代
  5. 賃料

美容室の経費を削減したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

材料費

美容室にとって、カラー剤やパーマ液などの材料費は大きな支出のひとつです。

無理に安い商材に切り替えて質が下がるのは避けたいところですが、仕入れの見直しや無駄の削減でコストを抑える方法はあります。

例えば、まとめ買いを利用すると、1つあたりの単価を下げられます。

また、定期的な棚卸しを行うことで、在庫過多を防ぎ、無駄な発注を減らせるでしょう。

光熱費

美容室ではシャンプーやドライヤーなど、水道や電気を多く使用するため、光熱費の見直しも効果的です。

契約プランを見直し、安価な業者への切り替えを検討するのがポイントです。

最近では、美容室向けの契約プランを提供している会社もあるため、一度調べて見るのがオススメです。

さらに、使用していない設備の電源オフ、節水シャワーヘッドの導入、LED照明への切り替えといった小さな積み重ねも、光熱費の削減に役立ちます。

無理のない範囲で少しずつ取り入れてみましょう。

広告宣伝費

「集客のために広告費は削れない…」と考えがちですが、効果の薄い広告は思い切って見直したほうが良いでしょう。

例えば、費用対効果の低いチラシやポータルサイトに依存するのではなく、SNSを活用して、無料でできる集客方法にシフトするのもオススメです。

InstagramやTikTokなどのビジュアル系SNSなら、施術事例やお店の雰囲気が伝わりやすく、費用をかけずに新規のお客様にアプローチできます。

SNSは費用こそかかりませんが、時間や手間がかかるため、バランスを見ながら取り組みましょう。

効果が薄い広告費はカットしつつ、無料ツールでの集客を強化しましょう。

紙代

カルテや雑誌などの紙の使用は、電子化することでコスト削減が可能です。

例えば、電子カルテなら印刷の手間がなくなり、データの検索や共有もスムーズになります。

紙のカルテのように保管場所も必要なくなるため、空いたスペースを有効活用できます。

さらに、電子カルテなら過去の施術履歴やお客様の好みも記録しやすく、接客の質向上にもつながるのがメリットです。

また、雑誌を電子マガジンに切り替えれば、雑誌の購入費や廃棄コストの削減ができます。紙の使用を減らすことで、経費削減と業務効率化の両方が実現できます。

賃料

美容室の賃料は、テナントオーナーとの交渉で下げられる可能性があります。

特に、周辺の空き店舗が増えている場合や、長く借りている場合は、交渉に応じてもらえることもあります。

ちなみに、一般的には5%程度であれば、減額交渉が可能です。

交渉の際は、「近隣の店舗の家賃が下がっている」「長く契約しているため、今後も利用し続けたい」といった具体的な理由を伝えるのがポイントです。

うまく交渉できれば、賃料の削減が固定費の大幅なカットにつながります。

経費削減で注意したいこと

経費削減をすると、それだけ利益率も増えていきます。

ただし経費削減するときに気をつけるべきこともあります。

ここからは、経費削減の注意点について紹介します。

人件費は削らない

人件費を削るのは避けましょう。

人件費を減らしてしまうと、スタッフのモチベーション低下や離職率の上昇に繋がり、結果的にお客様が離れてしまうリスクがあります。

スタッフが減ることで施術の質が下がったり、店舗の雰囲気が悪くなる恐れもあるため、人件費のカットは最終手段と考えましょう。

なるべく固定費から削る

美容室の経費削減では、固定費から優先的に見直すのが効果的です。

光熱費や賃料など、一度削減すれば継続的に効果が続く費用に注目すると、利益率の向上に直結します。経費削減は無理のない範囲で、着実に取り組むのがポイントです。

経費削減について詳しく知りたい方は、下記の記事を参照ください。

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②客単価を上げる

美容室の売上を伸ばすには、客単価のアップが効果的です。

無理に値上げするのではなく、自然に単価が上がる仕組みを作るのがポイントです。

追加メニューの提案

カットやカラーなどの施術時に、プラスαの提案をするのが効果的です。

  • カット+トリートメント
  • カラー+ヘッドスパ

このように、髪の悩みを解消する提案を意識すると、お客様も納得しやすくなります。

「今日は乾燥が気になるとおっしゃっていたので、しっかり保湿できるトリートメントを追加するのはいかがですか?」など、悩みに寄り添った声かけを意識すると、自然に受け入れてもらいやすいでしょう。

店頭販売に力を入れる

施術後、「髪の仕上がりがいい感じ!」と感じるお客様は多いはず。

そんなタイミングで「ご自宅でもサロン帰りの仕上がりが長持ちしますよ」と、シャンプーやトリートメントなどの店販商品を提案するのがオススメです。

特に、「髪質に合った商品を厳選しました」と伝えると、特別感が増して購入につながりやすくなります。

無理に売り込むのではなく、「この商品ならお悩みが解決できるかも」と思ってもらえるような提案を心がけましょう。

③リピーターを増やす

リピーターが増えると、新規集客にかかるコストが抑えられ、結果的に経費削減にもつながるのがメリットです。

美容室のリピート率の目安は、新規30%、既存70%です。もしリピーターが少ない場合は改善に取り組みましょう。

リピーターを増やすには、お客様の満足度を上げることが大切です。例えば、

  • 施術後に次回予約の案内をする
  • リピーター限定のクーポンや特典を用意する
  • アフターフォローを丁寧に行う

リピーターが増えれば、安定した売上が見込めるため、経営の安定につながります。

新規集客だけに頼らず、リピーターをしっかり増やしていくことがポイントです。

まとめ

美容室経営では、売上だけでなく利益率の管理が重要です。一般的な営業利益率の目安は7〜10%です。

利益率を増やすには、経費削減・客単価のアップ・リピーターを増やすという3つの方法があります。

まず経費削減するなら、下記の5つから取り組みましょう!

  1. 材料費 → まとめ買いや在庫管理の見直し
  2. 光熱費 → プランの切り替えやLED照明導入
  3. 広告宣伝費 → SNS活用でコストカット
  4. 紙代 → 電子カルテや電子マガジンの導入
  5. 賃料 → テナントオーナーとの交渉で減額を検討

次に、客単価アップの方法は下記の2つがポイントです。

  1. セットメニューの提案 → カット+トリートメントなど
  2. 店頭販売の活用 → シャンプーやヘアケア商品の提案

最後に、リピーターを増やすには、下記の3つが大切です。

  1. 次回予約の促進
  2. リピーター向けクーポンや特典
  3. 施術後のフォロー強化

自分の美容室に合った方法を選んで、利益率をアップさせてみましょう!

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