「予約アプリが多すぎて、どれを使えばいいか分からない」「手数料を払い続けても、なかなか利益が残らない」と悩んでいませんか。
結論から言うと、美容室の予約アプリは、新規のお客様と出会う集客ポータル型と、リピートを支える自社予約型を組み合わせて使うのが基本です。
この記事では、予約アプリをタイプ別に比較しながら、自社予約とリピートを伸ばす仕組みのつくり方や、実際の美容室の事例まで紹介します。
予約アプリ選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
美容室の予約アプリは大きく2種類
ひとくちに予約アプリといっても、役割は大きく2つに分かれます。得意なことが違うため、まずはこの違いを押さえておきましょう。
- 自社予約型:LINEや自社サイト、Googleなどから、お客様が直接美容室を予約する仕組み
- 集客ポータル型:多くの利用者が集まるサイトやアプリに掲載し、新しいお客様との出会いをつくる仕組み
自社予約型は手数料を抑えてリピートを積み上げられる
自社予約型は、LINEや自社サイト、Googleなどから直接予約を受ける仕組みです。
予約1件ごとの手数料がかからず、お客様の情報も自店に残るため、利益を残しながらリピートを積み上げやすくなります。
ただし、仕組みそのものの利用料は発生することがあります。
例えば、LINEで次回予約の案内を送れるようにしておくと、再来店のきっかけを自分たちのタイミングでつくれます。
長く通ってくださるお客様ほど、自社予約に移っていただく価値が大きくなります。
集客ポータル型は新規のお客様との出会いをつくれる
集客ポータル型は、多くの利用者が集まるサイトやアプリに掲載して、新規のお客様と出会う仕組みです。
自店を知らない層にも見つけてもらえる一方で、掲載料や予約ごとの手数料がかかります。
例えば、オープン直後や新しいメニューを広めたいときなど、認知を一気に広げたい時期には力を発揮します。
新規獲得の入り口として使い、その後は自社予約につなげる流れをつくるのがおすすめです。
美容室の予約アプリをタイプ別に比較【比較表】
「結局どの予約アプリがいいの?」という方のために、汎用の予約アプリ、集客ポータル型の予約サイト、美容室特化の予約システムであるSalon de Netの3タイプを比較しました。
Salon de Netは美容室特化のオールインワン型で、予約に加えてPOSレジや電子カルテ、KANZASHI連携まで1つでまとめられるのが強みです。
| 機能 | 汎用の予約アプリ | 集客ポータル型の予約サイト | Salon de Net(おすすめ) |
|---|---|---|---|
| 美容室に特化した設計 | × | ○ | ○ |
| 24時間ネット予約 | ○ | ○ | ○ |
| LINE予約対応 | △ | △ | ○ |
| 新規のお客様の集客 | × | ○ | △ |
| 予約ごとの手数料を抑えやすい | ○ | △ | ○ |
| お客様情報・来店履歴の蓄積 | △ | △ | ○ |
| POSレジ・売上分析との連携 | × | △ | ○ |
| 電子カルテとの連携 | × | × | ○ |
| 複数の予約サイトの一元管理 | × | × | ○ |
○=対応/△=一部・オプション対応/×=非対応(一般的な傾向をもとにした目安です)。
汎用の予約アプリは手軽に始められる
業種を問わず使える汎用の予約アプリは、無料や低価格のプランから始められるものが多く、ネット予約をまず試してみたいときに手軽です。
ただし、美容室向けに作られていないため、スタイリストごとの予約枠やメニューごとの所要時間の設定が難しい場合があります。
顧客管理やPOSレジとも別々の管理になりやすい点は、あらかじめ押さえておきましょう。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、無料から始められるメッセージ配信の仕組みです。
ただし、無料のコミュニケーションプランで送れるのは月200通までで、それを超える方はライトプラン(月額5,000円・5,000通)やスタンダードプラン(月額15,000円・30,000通、いずれも税別)に切り替える必要があります(出典:LINEヤフー for Business)。
例えば、友だちが300人いる美容室が一斉配信を1回送るだけで300通となり、無料の枠を超えます。
1対1のチャットや自動応答は通数に含まれないため、配信の使い方で費用が変わります。
自社予約システム(Web予約)
自社の予約システムは、ポータルの手数料をかけずに予約を受けられる仕組みです。お客様の情報や来店履歴が自店に残るため、リピート施策にそのまま活かせます。
例えば、POSレジや顧客管理と連携できるサービスを選べば、予約から会計、分析までを1つでつなげられます。
集客そのものは別の導線で行う必要がありますが、利益率を考えるなら必ず整えておきたい入り口です。
Googleビジネスプロフィール予約
Googleビジネスプロフィールの予約は、GoogleマップやGoogle検索から直接予約を受けられる仕組みです。
「エリア名+美容室」で探している来店意欲の高い方を、そのまま予約につなげられます。
掲載自体に費用はかかりませんが、予約を受けるには対応する予約システム(サービス提供事業者)との連携が必要で、Googleも「プロバイダから料金が請求される場合があります」と案内しています(出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。
例えば、すでに使っている予約システムがGoogle予約に対応していれば、追加費用なく設置できることもあります。
Instagram予約
Instagramは、スタイル写真で雰囲気を伝えられるのが強みです。プロフィールに予約ボタンを設置しておくと、投稿を見たその流れで予約まで進んでもらえます。
ただし、ボタンを置くにはビジネスアカウントへの切り替えに加えて、Instagramと連携できる予約サービスの利用が必要です。
例えば、無料プランのある予約システムを選べば費用を抑えられますが、機能を足すと月額がかかることもあります。
Instagramの利用自体は無料で、費用は連携する予約システム側で発生する、と考えておくと分かりやすいです。
集客ポータル型の予約サイトは新規集客に強い
集客ポータル型の予約サイトは、多くの利用者が集まるサイトやアプリに掲載して、新規のお客様と出会う仕組みです。
料金は、毎月の掲載費がかかる月額掲載型と、予約や来店の実績に応じて手数料がかかる成果報酬型に大きく分かれます。
例えば、成果報酬型は固定の掲載費をかけずに試しやすい一方で、予約が増えるほど手数料も増えていきます。月額掲載型はプランや掲載枠によって費用が変わり、毎月かかり続けます。
どちらを選ぶ場合も、年間の総額で判断するのがおすすめです。
また、スタッフ個人を指名して予約できるもの、若年層や大人世代など特定の客層に強いものなど、サイトごとに得意分野も異なります。
契約前には、手数料の負担先やキャンセル時の扱い、解約条件まで確認しておくと安心です。
迷ったら美容室特化のSalon de Netがおすすめ
どれを選ぶか迷ったら、美容室特化の予約システムであるSalon de Netを軸に検討してみてください。
美容室の現場に合わせて作られているため、スタイリストごとの予約管理や施術メニューごとの時間調整といった細かい部分でつまずきにくいのが強みです。
まずは予約管理やPOSレジから始めて、電子カルテやセルフレジは必要になったタイミングで追加・連携していく形でも問題ありません。
「まずは予約まわりだけ整えたい」という方でも、無理なくスタートできます。
集客ポータルだけに頼るときの注意点
集客ポータルは新規のお客様と出会うには心強い仕組みですが、そればかりに頼ると経営を圧迫することもあります。ここでは、押さえておきたい2つの注意点を紹介します。
- 掲載料と手数料が固定費のように積み上がる
- 予約経路が増えると管理が煩雑になる
掲載料と手数料が固定費のように積み上がる
集客ポータルは、掲載料や予約ごとの手数料が継続的にかかります。
新規のお客様だけでなく、リピーターの予約まで同じ経路で受けていると、本来かからないはずの費用が発生し続けます。
成果課金型で施術料の15%がかかる場合、1万円の施術が月に50件あると、手数料だけで年間90万円ほどになります。
同じ売上でも、予約経路によって手元に残る金額は変わってきます。
予約経路が増えると管理が煩雑になる
複数のポータルを併用すると、サイトごとに予約枠を手作業で調整することになり、管理が煩雑になります。反映が遅れると、同じ時間に2件の予約が入ってしまうこともあります。
電話予約とネット予約を別々のノートで管理していると、席とスタイリストの空き状況が合わなくなりやすくなります。
予約経路を増やすときは、まとめて管理できる仕組みもあわせて考えておくと安心です。
利益を残すなら自社予約とリピートの仕組みをつくる
集客はポータルに任せつつ、リピーターには手数料のかからない自社予約に移っていただく。この流れをつくれると、同じ来店数でも手元に残る金額が変わってきます。
ここでは、そのための3つのポイントを紹介します。
- リピーターには自社予約に移ってもらう
- LINEミニアプリなら予約も会員証もLINEで完結する
- 予約サイトの予約はKANZASHI(かんざし)で一元管理する
リピーターには自社予約に移ってもらう
新規のお客様がポータル経由で来店されたら、2回目以降は自社予約に移っていただく流れをつくりましょう。予約経路が変わるだけで、手数料の負担を抑えられるためです。
会計のタイミングでLINEの友だち登録をご案内し、次回の予約はLINEから受ける形にしておくと自然に移行できます。
次回予約の案内もあわせて行うと、再来店の間隔が空きにくくなります。

LINEミニアプリなら予約も会員証もLINEで完結する
自社予約の入り口として使いやすいのが、LINEミニアプリです。新しいアプリを入れてもらう必要がなく、お客様が使い慣れた画面のまま予約まで進めるためです。
例えばSalon de Net for LINEでは、LINE上で3ステップの予約ができ、会員番号やポイント、次回予約、来店履歴もマイページで確認できます。
来店のお礼や予約確認の自動配信、来店履歴に合わせた配信もできるため、再来店の後押しまでLINEの中で完結します(出典:Salon de Net for LINE)。
予約サイトの予約はKANZASHI(かんざし)で一元管理する
ポータルと自社予約を併用するなら、予約をまとめて管理できる仕組みも用意しておきましょう。サイトごとの手作業が減り、ダブルブッキングを防げるためです。
例えばKANZASHI(かんざし)と連携すると、各予約サイトの予約をSalon de Netに集約でき、営業日やスタッフのシフトを登録するだけで各サイトの予約枠へ自動で反映されます。
予約の取り込みと書き込みの両方に対応しているのも安心な点です(出典:KANZASHI連携)。
自社予約とリピートを伸ばした美容室の事例
ここからは、自社予約やLINEを活用している美容室の事例を紹介します。どんな課題があり、どう変わったのかを見ていくと、自店での使い方をイメージしやすくなります。
LINEミニアプリを会員証として活用するAFLOAT D’L(東京都)

導入しているサービス
- POSレジ:Salon de Net
- LINE予約:Salon de Net for LINE
- セルフレジ:Smooth Self & Ticket
東京・南青山のAFLOAT D’Lでは、2014年からSalon de Netを使い、2017年にセルフレジ、2022年にLINEミニアプリのSalon de Net for LINEを導入しています。
LINEミニアプリを会員証と予約のツールとして使うことで、来店から次回予約までの流れをLINE上でつなげています。
同店では、最も予約率の高いスタイリストで次回予約率が約70%に達しているとのことです。
詳細はこちら(出典:美容の経営プラン2024年7月号)
LINE予約で24時間受付にしたI・STYLE(広島県)

導入しているサービス
- POSレジ:Salon de Net
- LINE予約:Salon de Net for LINE
- セルフレジ:Smooth Self & Ticket
広島県で複数店舗を運営するI・STYLEでは、電話予約の対応で施術が中断されることが課題でした。
現在はSalon de NetとSalon de Net for LINE、セルフレジのSmooth Self & Ticketを全店で導入し、LINEから24時間365日予約を受けられる体制にしています。
完全予約制と指名担当制を組み合わせた店舗もあり、リピート率は最低でも70%、高いスタイリストでは80〜90%を維持しているとのことです。
LINEリマインドでキャンセルを減らしたHEADS FACTORY(佐賀県)

導入しているサービス
- POSレジ:Salon de Net
- 電子カルテ:電子カルテアプリ(VCA Wallet)
- LINE予約:Salon de Net for LINE
- セルフレジ:Smooth Self & Ticket
佐賀県のHEADS FACTORYでは、ヘア・ネイル・アイラッシュで予約管理が分かれており、予約時間の調整を手作業で行っていました。
Salon de NetとSalon de Net for LINE、電子カルテアプリ(VCA Wallet)、セルフレジのSmooth Self & Ticketを組み合わせて導入した結果、LINEのリマインド配信によってキャンセル率が減っています。
新規のお客様のうち約40%がリピーターになり、紹介や口コミが来店の約30%を占めているとのことです。
自店に合う予約アプリの選び方
最後に、予約アプリを選ぶときの視点を整理します。次の3つで考えると、自店に合う組み合わせが見えてきます。
- 新規獲得とリピートのどちらを優先するか
- 掲載料と手数料を含めた年間の総額はいくらか
- POSレジや顧客管理と連携できるか
集客ポータルと自社予約は、どちらか一方を選ぶものではありません。
新規はポータル、リピートは自社予約と役割を分けたうえで、予約の管理はまとめられる状態にしておくと、無理なく運用できます。
予約とリピートをまとめて管理するならSalon de Netがおすすめ
予約管理や手数料の負担に悩んでいる方には、Salon de Netの導入を検討してみるのもおすすめです。
Salon de Net for LINEを使えば、予約もデジタル会員証もLINEで完結し、再来店を促すメッセージまで自動で配信できます。
KANZASHI(かんざし)と連携すれば、各予約サイトの予約もまとめて管理でき、予約から会計、顧客管理までを1つでつなげられます。
気になる方は、下記のページをご覧ください。
まとめ
今回は、美容室の予約アプリについて紹介しました。
予約アプリは集客ポータル型と自社予約型に分かれ、新規集客にはポータル、リピートの積み上げにはLINEや自社予約が向いています。
ポータルの手数料は来店が増えるほど積み上がるため、2回目以降のお客様には自社予約へ移っていただく流れをつくっておくと、手元に残る金額が変わってきます。
予約経路が増えてきたら、KANZASHI(かんざし)のような一元管理の仕組みもあわせて検討してみてください。
予約アプリ選びで迷っている方は、今回の比較と事例を参考にしてみてください。

