「最近、常連客が減ってきた気がする…」
「長く通ってくれていたお客様が突然来なくなった」
そんな経験はありませんか?
常連客が来なくなる理由とは、お店に理由がある場合とお客様都合の2パターンあります。
引っ越しなどお客様都合だと、お店側での対策は難しいです。
しかしお店側に原因があり常連客が来なくなった場合は、改善の余地があります。
そこで、この記事では常連客が来なくなる理由・対策を分かりやすく紹介します。
「常連客が来なくならないように対策をしたい」と思っている人はぜひ参考にしてみてください。
常連客が来なくなる理由
お客様が来なくなる理由には、お客様自身の都合とお店側に原因がある場合の2つが考えられます。
ここからは、常連客が来なくなる理由を紹介します。
- 施術/技術力に不満がある
- 接客内容/雰囲気が合わなくなった
- 引っ越し
- 他の美容室を試している
- 予約が取りにくい
- メニューの値上げで「高い」と判断された
- 忙しくなった
施術・技術力に不満がある
ヘアケア情報メディア「ヘアケアトーク」の調査によると、美容室を変える理由の1位は「ヘアスタイルが好みではない」です。
「毎回同じ仕上がりだから、少し変えてみたい」「他の美容室のカットも試してみたい」などの理由で、他の美容室に行く可能性があります。
また、担当の美容師が他店舗へ異動・退職したタイミングで、新しい担当に切ってもらったら仕上がりが微妙だった…というケースも少なくありません。
接客内容・雰囲気が合わなくなった
ヘアケア情報メディア「ヘアケアトーク」の調査によると、美容室を変える理由の2位は「居心地が悪い」です。
「前は落ち着いた雰囲気で良かったのに、最近はフレンドリーに話しかけられるようになって苦手…」
このように、接客のスタイルが合わなくなってしまうこともあります。
また、スタッフの入れ替わりによってお店の雰囲気自体が変わってしまい、常連客が離れるケースもあります。
引っ越し
引っ越しによって、今までの美容室に通うのが大変になり、別の美容室に変える人もいます。
引っ越しはお客様都合のため、お店側としては対策が難しいです。
ただし日頃から施術・サービスに満足してもらうことで「遠くなっても通いたい」と思ってもらえる可能性はあります。
他の美容室を試している
「特に不満があるわけじゃないけど、なんとなく違う美容室も試してみたい」というお客様もいます。
- 家や会社の近くに新しい美容室ができた
- 料金が安い美容室を見つけた
- もっと雰囲気が合う美容室があった
などの理由で、美容室を変えることもあります。
お店側に原因があるわけではないため、事前に対策をするのは正直難しいかもしれません。
ただし普段から施術の満足度を高め、サービスを充実させることでリピートにつなげることが大切です。
予約が取りにくい
「施術やお店の雰囲気には満足しているけど、行きたいタイミングで予約が取れない」というケースもあります。
人気の美容室だと、ある程度予約が取りにくいのは避けられないかもしれません。
ただ「常連客にリピートしてほしい」という場合は、予約が取りやすくなるような対策が必要です。
具体的にはネット・LINE予約の導入や、予約枠をうまく調整・活用することが大切!
予約をしやすくしたり、枠の調整や稼働率のアップは、予約システムの導入によって改善されることもあります。
お客様から「予約が取りにくい」と言われることがあるなら、失客する前に予約システムの導入や見直しがオススメです。
メニューの値上げで「高い」と判断された
常連客だったとしても、メニュー料金と施術内容・カットの仕上がりを見ています。
そのため、メニューを値上げしたりすると「料金に見合ってない。高い」と判断されるかもしれません。
また常連客は初回特典のようなクーポンが使えないため、毎回通常料金になってしまうケースもあります。
新規客向けのクーポンが充実していると、リピーターになったときに価格差を感じるため、既存のお客様向けの特典や割引を工夫してみましょう。
忙しくなった
お客様のライフスタイルの変化によって、美容室に通うのが難しくなることもあります。
- 仕事が忙しく、美容室に行く時間がない
- 子供が生まれて、なかなか通えなくなった
- 営業時間内に行けない
早朝営業・夜営業の導入や、短時間で施術が終わるメニューの提案などが解決策になるかもしれません。
常連客を失客しないための対策はできる

お客様が来なくなる理由は、美容室側ではコントロールできないものも多いです。
引っ越しやライフスタイルの変化、なんとなく他の美容室に行ってみたくなるなど、完全に防ぐのは難しいかもしれません!
しかし、リピート率を上げる対策は可能です。
お客様が「また来たい」と思う仕組みを作ることで、常連客の失客しないように注意しましょう。
リピート率を70%まで上げる

一般的に、美容室のリピート率は新規客で約30%・既存客で約70%とされています。
もしリピート率がこれより低い場合は、対策を立てることで改善するかもしれません。
実際にネットやLINE予約のシステムを導入・自動リマインド機能を使うことで、次回予約率がアップしたり、キャンセル率が改善した事例もあります。
リピーター用のクーポンを作る
新規向けのクーポンは充実しているけれど、常連のお客様には特典がないというケースも多いです。
リピーター向けに以下のようなクーポンを用意すると、継続して通いやすくなります。
- 3回目/5回目の来店で使える割引クーポン
- 誕生日月の特別割引
- 次回予約をした方限定の特典(トリートメント無料、ヘッドスパ割引など)
「やっぱりここに通うとお得」と感じてもらうことで、常連客の定着率・リピート率をアップさせられます。
予約しやすい仕組みを作る
行きたいときに予約が取れないから、他の美容室に行った」というケースを防ぐため、スムーズに予約ができる仕組みを整えることが大切です。
- ネット予約/LINE予約を導入
- 施術後に次回予約をしてもらう
- 予約枠の調整と有効活用
「Salon de Net(サロンドネット)」を導入すると、ネット・LINE予約に対応でき、予約のしやすさが格段に向上します。
さらにLINEミニアプリと連携することで、お客様も簡単に予約できるようになり、次回予約率が70%までアップした事例もあります。
また予約日が近づいてきたら、自動でリマインドの連絡をする機能があり、当日キャンセルも防げます。
このようにネットやLINE予約の体制を整えることで、リピート率がアップして、常連客の失客対策になります。
電子カルテを導入して満足度をアップさせる
美容室のリピート率を改善するには、お客様の満足度アップが欠かせません。
そこでオススメなのが、電子カルテの導入です。
電子カルテとは、スマホ・タブレット・パソコンでお客様のカルテを管理するシステムです。
Salon de Net(サロンドネット)の電子カルテ「V-Karte」なら、お客様の細かい情報や写真データも共有できます。
実際にV-Karteを利用されている美容室では、パーマ施術をした際にどのようにロッドを巻いたのかを写真で載せています。
次回同じパーマをかけ直す時に見直すことで、再現性が高いパーマを施術しています。
また施術内容だけではなく、家族構成・会話内容・差し入れ内容・新しい変化や気づきを細かく電子カルテに残しておくことで、接客の質が向上します。
このようにお客様も満足アップを実現したいなら、電子カルテの導入がオススメです。

アフターフォローを意識する
お客様が次回も来店しやすいように、施術後のフォローを行うことで、リピート率を高めることができます。
常連客だと「また来てくれるだろう」と思うかもしれませんが、初心を忘れずにしっかりアフターフォローをしていきましょう。
- スタイル維持のアドバイス(自宅でのケア方法を伝える)
- 新しいヘアスタイルの提案
- ヘアケアグッズの紹介
ちょっとした気配りが、お客様の満足度アップや再来店のきっかけになります。

まとめ
常連客が来なくなる理由と対策について紹介しました。
常連客が来なくなる理由は、お店の問題とお客様都合の2つに分かれます。
主な原因は以下の5つです。
- 施術や技術力の不満(毎回同じ仕上がりで飽きた)
- 接客の変化(雰囲気や対応が合わなくなった)
- 予約が取れない(人気の時間帯が埋まりやすい)
- 価格の変動(値上げやクーポン終了で割高に)
- ライフスタイルの変化(引っ越し・仕事が忙しい)
リピート率を上げる方法は下記の4つです。
- リピーター向けクーポンを用意(誕生日特典・次回予約特典など)
- 予約しやすい環境を整える(ネット・LINE予約の導入、次回予約の提案)
- 電子カルテを導入して満足度をアップさせる(写真や細かいメモで記録を残す)
- アフターフォローを強化(ホームケアアドバイス、次回のスタイル提案)
常連客を失わないために、「また来たい」と思える仕組みを整えましょう!